30分プランのパーソナルジムは成り立たない|絶対的理由と信頼の欠如

札幌パーソナルジムMOREです。

パーソナルジムは、トレーニング効果を最大化するために、個別指導とオーダーメイドのプログラムを提供することがその魅力です。しかし、最近では「30分プラン」という短時間で効果を得ることを謳うパーソナルジムが増えてきています。今回は、なぜ30分プランのパーソナルジムが成り立たないのか、その理由について掘り下げていきます。

大前提にパーソナルトレーニングで最大限に恩恵を受けられるものとして

・筋肉を動かすことで筋力や筋肉量が増え、エネルギー量(痩せやすい体)が増え体力がつく
・適切に体を動かすためのアプローチがトレーナーによって導くことが出来る
・正しいフォームの獲得により、効果的かつ安全にトレーニングを行うことが出来る

パーソナルトレーニングは、クライアントの短期的な効果ではなく、長期的に自身の体をコントロール出来る能力を身につけるためのサービスです。

今回はこれらをいかに度外視した内容なのかをお話しします。
・料金が安い
・短時間でサクッと効果が出る

など安易な考えや誘惑に乗ってはいけません。

トレーニングの性質上、ゆるやかに成長するという性質があるため、短期間で変化があるもののほとんどが、「体内水分量」「筋肉量」が落ちただけになります。

目次

効果の欠如

短時間では効果が出にくい

トレーニングの効果を実感するためには、一定の時間をかけることが不可欠です。30分という短い時間では、十分なウォームアップ、トレーニング、クールダウンを行うことが難しく、トレーニングの効果が十分に得られません。

科学的根拠

研究によると、効果的な筋力トレーニングや有酸素運動には、最低でも45分から1時間程度が必要とされています。30分プランでは、この必要な時間を確保することができず、結果としてトレーニングの効果が不十分になるのです。

【参考文献はこちら】
ACSMシングルセット抵抗トレーニングプロトコルのエネルギーコスト
Energy cost of the ACSM single-set resistance training protocol

筋力トレーニングを受けた男性における筋力トレーニングの急性期後の負荷量とEPOCへの影響
Effects of load-volume on EPOC after acute bouts of resistance training in resistance-trained men

【1時間あたりのカロリー消費量目安】
トレーニング上級者や、スクワットなどの多関節エクササイズを中心に行う場合
体重 × 3.5〜4.5

トレーニング初心者や、アームカールなどの単関節エクササイズを中心に行う場合
体重 × 2.5〜3.5
※ご自身の体重と合わせて参考にしてみてください。

実際の経験

多くのトレーナーやフィットネス専門家は、30分プランではクライアントが求める成果を達成するのは難しいと述べています。彼らの経験からも、短時間のトレーニングでは体の変化を感じるのに十分な刺激を与えることができないことが分かっています。

時間的限界

限られた時間でのトレーニング

30分という限られた時間では、全身をバランスよくトレーニングすることが難しいです。特定の部位に焦点を当てることはできますが、全体的なフィットネスを向上させるためには、不十分な時間となります。

部分的に気になる人が改善するにも全身を鍛えることが効果的な理由はこちら

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トレーニングの質が低下

時間が短いため、トレーナーは効率を重視するあまり、トレーニングの質が低下する可能性があります。例えば、正しいフォームやテクニックを教える時間が十分に取れず、クライアントは不完全な動きでトレーニングを行うことになりかねません。

短時間トレーニングのストレス

限られた時間内で成果を出そうとするプレッシャーは、トレーナーにもクライアントにもストレスを与えます。これにより、トレーニングの楽しさやモチベーションが損なわれることも少なくありません。

過度な運動

無理な運動強度

30分という短時間で結果を出そうとすると、トレーニングの強度が過度に高くなりがちです。これにより、クライアントの体に過度な負担がかかり、疲労やストレスが蓄積します。

回復の不足

短時間で高強度のトレーニングを行うと、体の回復が追いつかず、次回のトレーニングに影響を及ぼします。回復が不十分な状態でトレーニングを続けることは、長期的な成果を損なうだけでなく、体調を崩す原因にもなります。

個別対応の難しさ

30分では、個々のクライアントの体調やコンディションに合わせた対応が難しくなります。これにより、トレーニングが一律化し、個々のニーズに応じた最適なプログラムを提供することが困難になります。

ホスピタリティの低下

コミュニケーション不足

30分プランでは、トレーナーとクライアントの間のコミュニケーションが不足しがちです。トレーニングの進捗やフィードバックを十分に行う時間がなく、クライアントの疑問や不安に応えることが難しくなります。

パーソナルなアプローチが損なわれる

パーソナルジムの魅力は、個々のニーズに合わせたきめ細やかな指導です。しかし、30分ではそのパーソナルなアプローチが損なわれる可能性が高く、クライアントの満足度が低下します。

モチベーションの低下

トレーニングは、クライアントとトレーナーの信頼関係やモチベーションの維持が重要です。しかし、短時間のプランではこれらの要素が十分に育まれず、クライアントのトレーニングに対するモチベーションが低下することがあります。

ケガのリスク爆増

急いで行うトレーニング

30分という短時間でトレーニングを行うと、急いで動作を行うことが増えます。これにより、正しいフォームを維持することが難しくなり、ケガのリスクが高まります。

十分なウォームアップとクールダウンの欠如

短時間のプランでは、ウォームアップやクールダウンに割く時間が不足しがちです。これにより、筋肉や関節の準備が不十分なまま高強度の運動を行うことになり、ケガのリスクが増加します。

トレーナーの注意力の分散

短時間で多くのクライアントを指導しようとする場合、トレーナーの注意力が分散し、個々のクライアントに対する指導が疎かになることがあります。これにより、誤った動作が見逃され、ケガの原因となる可能性があります。

まとめ

30分プランのパーソナルジムは、効果の欠如、時間的限界、過度な運動、ホスピタリティの低下、そしてケガのリスク増加といった問題を抱えています。短時間で効率的にトレーニングを行うことは魅力的に見えるかもしれませんが、実際には十分な効果を得ることが難しく、長期的な健康やフィットネス目標の達成には適していません。

パーソナルジムを選ぶ際には、しっかりと時間をかけて個別のニーズに応じたトレーニングを提供する施設を選ぶことが重要です。短期的な結果を求めるのではなく、長期的な健康とフィットネスの向上を目指して、適切なプランを選びましょう。

札幌パーソナルジムMOREです。

パーソナルジムは、トレーニング効果を最大化するために、個別指導とオーダーメイドのプログラムを提供することがその魅力です。しかし、最近では「30分プラン」という短時間で効果を得ることを謳うパーソナルジムが増えてきています。今回は、なぜ30分プランのパーソナルジムが成り立たないのか、その理由について掘り下げていきます。

大前提にパーソナルトレーニングで最大限に恩恵を受けられるものとして

・筋肉を動かすことで筋力や筋肉量が増え、エネルギー量(痩せやすい体)が増え体力がつく
・適切に体を動かすためのアプローチがトレーナーによって導くことが出来る
・正しいフォームの獲得により、効果的かつ安全にトレーニングを行うことが出来る

パーソナルトレーニングは、クライアントの短期的な効果ではなく、長期的に自身の体をコントロール出来る能力を身につけるためのサービスです。

今回はこれらをいかに度外視した内容なのかをお話しします。
・料金が安い
・短時間でサクッと効果が出る

など安易な考えや誘惑に乗ってはいけません。

トレーニングの性質上、ゆるやかに成長するという性質があるため、短期間で変化があるもののほとんどが、「体内水分量」「筋肉量」が落ちただけになります。

効果の欠如

短時間では効果が出にくい

トレーニングの効果を実感するためには、一定の時間をかけることが不可欠です。30分という短い時間では、十分なウォームアップ、トレーニング、クールダウンを行うことが難しく、トレーニングの効果が十分に得られません。

科学的根拠

研究によると、効果的な筋力トレーニングや有酸素運動には、最低でも45分から1時間程度が必要とされています。30分プランでは、この必要な時間を確保することができず、結果としてトレーニングの効果が不十分になるのです。

【参考文献はこちら】
ACSMシングルセット抵抗トレーニングプロトコルのエネルギーコスト
Energy cost of the ACSM single-set resistance training protocol

筋力トレーニングを受けた男性における筋力トレーニングの急性期後の負荷量とEPOCへの影響
Effects of load-volume on EPOC after acute bouts of resistance training in resistance-trained men

【1時間あたりのカロリー消費量目安】
トレーニング上級者や、スクワットなどの多関節エクササイズを中心に行う場合
体重 × 3.5〜4.5

トレーニング初心者や、アームカールなどの単関節エクササイズを中心に行う場合
体重 × 2.5〜3.5
※ご自身の体重と合わせて参考にしてみてください。

実際の経験

多くのトレーナーやフィットネス専門家は、30分プランではクライアントが求める成果を達成するのは難しいと述べています。彼らの経験からも、短時間のトレーニングでは体の変化を感じるのに十分な刺激を与えることができないことが分かっています。

時間的限界

限られた時間でのトレーニング

30分という限られた時間では、全身をバランスよくトレーニングすることが難しいです。特定の部位に焦点を当てることはできますが、全体的なフィットネスを向上させるためには、不十分な時間となります。

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トレーニングの質が低下

時間が短いため、トレーナーは効率を重視するあまり、トレーニングの質が低下する可能性があります。例えば、正しいフォームやテクニックを教える時間が十分に取れず、クライアントは不完全な動きでトレーニングを行うことになりかねません。

短時間トレーニングのストレス

限られた時間内で成果を出そうとするプレッシャーは、トレーナーにもクライアントにもストレスを与えます。これにより、トレーニングの楽しさやモチベーションが損なわれることも少なくありません。

過度な運動

無理な運動強度

30分という短時間で結果を出そうとすると、トレーニングの強度が過度に高くなりがちです。これにより、クライアントの体に過度な負担がかかり、疲労やストレスが蓄積します。

回復の不足

短時間で高強度のトレーニングを行うと、体の回復が追いつかず、次回のトレーニングに影響を及ぼします。回復が不十分な状態でトレーニングを続けることは、長期的な成果を損なうだけでなく、体調を崩す原因にもなります。

個別対応の難しさ

30分では、個々のクライアントの体調やコンディションに合わせた対応が難しくなります。これにより、トレーニングが一律化し、個々のニーズに応じた最適なプログラムを提供することが困難になります。

ホスピタリティの低下

コミュニケーション不足

30分プランでは、トレーナーとクライアントの間のコミュニケーションが不足しがちです。トレーニングの進捗やフィードバックを十分に行う時間がなく、クライアントの疑問や不安に応えることが難しくなります。

パーソナルなアプローチが損なわれる

パーソナルジムの魅力は、個々のニーズに合わせたきめ細やかな指導です。しかし、30分ではそのパーソナルなアプローチが損なわれる可能性が高く、クライアントの満足度が低下します。

モチベーションの低下

トレーニングは、クライアントとトレーナーの信頼関係やモチベーションの維持が重要です。しかし、短時間のプランではこれらの要素が十分に育まれず、クライアントのトレーニングに対するモチベーションが低下することがあります。

ケガのリスク爆増

急いで行うトレーニング

30分という短時間でトレーニングを行うと、急いで動作を行うことが増えます。これにより、正しいフォームを維持することが難しくなり、ケガのリスクが高まります。

十分なウォームアップとクールダウンの欠如

短時間のプランでは、ウォームアップやクールダウンに割く時間が不足しがちです。これにより、筋肉や関節の準備が不十分なまま高強度の運動を行うことになり、ケガのリスクが増加します。

トレーナーの注意力の分散

短時間で多くのクライアントを指導しようとする場合、トレーナーの注意力が分散し、個々のクライアントに対する指導が疎かになることがあります。これにより、誤った動作が見逃され、ケガの原因となる可能性があります。

まとめ

30分プランのパーソナルジムは、効果の欠如、時間的限界、過度な運動、ホスピタリティの低下、そしてケガのリスク増加といった問題を抱えています。短時間で効率的にトレーニングを行うことは魅力的に見えるかもしれませんが、実際には十分な効果を得ることが難しく、長期的な健康やフィットネス目標の達成には適していません。

パーソナルジムを選ぶ際には、しっかりと時間をかけて個別のニーズに応じたトレーニングを提供する施設を選ぶことが重要です。短期的な結果を求めるのではなく、長期的な健康とフィットネスの向上を目指して、適切なプランを選びましょう。

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